第38話
.
しかし、どんなに憂鬱になろうとも放課後はやってくるわけで。
とにかく泣かないように気持ちを落ち着けて公園に向かった。
公園につくと珍しくすでに修一がいていつもと変わらぬ様子で手を振ってきた。
「久しぶり」
「……久しぶり」
1ヶ月ぶりに聞く修一の声に早くも涙腺が緩む。
「話って言うのはさーこれなんだけどな」
そう言って某少年漫画のあるページを見せられた。
「これ?」
振られるって思っていたから全く関係ない話題で少し安心した。
「そ。よーく見てみ?」
言われたとおりよく見てみて見つけたそれにあたしは弾けるように顔をあげた。
「修一、やったじゃん!」
.
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます