第39話

.





あるページとは漫画大賞とかが紹介されているページだった。




そのページに大賞という文字と共にでかでかと修一が書いていた漫画が載っていたのだ。




中学のとき、修一があたしだけに話してくれた夢、それは漫画家になること。




それが今叶おうとしている。




あたしは修一の夢が叶うかもしれないことが嬉しくて告白のことなど忘れて修一を抱きしめた。




「おめでとうっ!すごいよ修一!!」




「ありがと。麻美なら絶対喜ぶと思った!」




「当たり前じゃん!だってずーっと追いかけてた夢だもん、あたしも嬉しいよ」




「あとこれも見て!」




あたしはそのままのテンションで修一から差し出された紙をみた。




.

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る