第8話
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「クリスマス、デートしよう!」
「は…?」
思わず雑誌を落としそうになる。
いきなり何言ってんだって気持ちと嬉しいって気持ちがぐるぐる混ざる。
「な?いいだろ?ちょっと恋人同士っぽくしてイルミネーションとか見ようぜ!
俺ら並んだら美男美女だしみんな羨むぜ?
不細工達の幸せをぶち壊すにはもってこいだ!!」
「誰が美男美女だ。」
あたしの想い人はかなりの性悪らしい。
あたしとデートするのが目的ではなくて、不細工なカップルのテンションを下げるのが目的なんて。
馬鹿馬鹿しいにもほどがある。
「だから俺と麻美♪」
「…あんたが美男だなんて笑える」
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