第7話

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「玄関じゃあれだし、とりあえず中入りなよ」




「ん、さんきゅ」




修一がその女の子を想うのと同じくらい、あたしも修一を想っているのに…




どうしたら伝わるの?どうしたら気付いてもらえる?




一度だけでいい、好きって言われたい…。




「あー…なんか気分沈む~。」




あたしも大概沈んでるよ。




「もうすぐクリスマスなのになんか俺惨め~」




あたしのがもっと惨めだよ。




「あ、そーだ!」




あたしのベッドでゴロゴロしていた修一はいきなりガバッと起き上がると、




目をキラキラさせてあたしを見る。




「な、麻美!」




「何?」




あたしは一度だけちらりと修一を見て、すぐに手元の雑誌に視線を戻す。




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