第51話
ドキドキしすぎてどうにかなっちゃいそう。
「いい匂いする」
「ありがとう…っ」
小さな声でそう返事をするとふふっと笑うとしゅうくんは私から離れて、「玉子焼き焼いてる間俺おにぎりに挑戦してみるね」と言った。
はぁーほんとにしゅうくんと居ると心臓が持たない!
少し低い声で甘い言葉を囁いてきたかと思えば、次の瞬間にはクールなしゅうくんに戻ってるしさ。
「ん?どうかした?」
「ううんっ!」
危ない危ない、つい見とれちゃってた。
そして一時間ぐらい経ったころ、やっとお弁当が出来上がった。
ちょっと見た目は不細工だけど、味はきっと大丈夫…なはず。
「ふぅ。できたね!よかった~」
「ちょっと手間取ったけどね。ちょっと休憩したら出よっか」
「うん!」
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