第49話

「うん…私すごく楽しみにしてて、それで思わず口元緩んじゃったみたい」



「そっか。俺も同じ気持ちだよ。さてと、早速お弁当作ろっか」



えっ!?



しゅうくんも私と同じ気持ちって…。



なんかさらっと言われたけど、今の言葉嬉しいかも。



しゅうくんの言葉に一瞬フリーズした私をよそに、しゅうくんは私が準備していた食材を手に取り、「何から作るー?」と涼しい表情。



クールかと思えばキュンってなるようなことも簡単に言っちゃうしゅうくん…そういうところが大好き。



「ってか、一緒に作ろうって約束したけど俺料理とかほとんどしたことないんだよね…大丈夫かな?」



少し上目遣い気味にそう聞いてくるしゅうくん。



「うん!大丈夫!任せて!じゃーまずおにぎりから作っていこうかな!」

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