掃除を済ませたあと急いでメイクと着替えをしたところで、インターホンがなった。

いよいよだ！

ドキドキしながら玄関の扉を開けると今日もめちゃくちゃイケメンなしゅうくんが「おはよう」とにこやかに笑った。

「しゅうくん、おはよっ！どうぞ入って～」

「おじゃまします」

あ～…あの憧れだったしゅうくんと付き合えただけでも幸せだったのに、更にこうやってデートまでできるなんて。

私ってこんな幸せでいいのかな～。

「どうしたの？そんなにニヤニヤして」

「えっ？二、ニヤニヤしてたかな…？」

「うん。口元めっちゃ緩んでるよ」

「うそっ、恥ずかしい…」

「でもまあ、口元緩んじゃう気持ちも分かるよ。だって初めてのデートだもんね」

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