第6話
そして、数日後。
とうとう待ちに待ったデートの日がやってきた。
ドキドキしながら待ち合わせ場所に向かうと、女の子に囲まれている時人先輩の姿が。
さすが時人先輩、学校の外でも相変わらず大人気だ…。
ってか、どうしよう。声かけづらい…。
あたしが思わず尻込みしていると、そんなあたしに気づいた時人先輩が笑顔であたしに手を振った。
「ごめんな~。待ち合わせ相手来たから行くわ」
「え~、あんな子置いて私達と遊ぼうよ~」
「それはできひんわ。俺があの子と遊びたくて誘ったんやからな。ほな」
時人先輩はそう言って女の子たちを振りきると、あたしのもとにきてくれた。
「おはよう」
「お、おはようございます!」
「ははっ、お前何緊張してんねん!そんな緊張せんくてええで?今日はいっぱい楽しもな」
時人先輩は緊張してるあたしの頭をいつものようにポンッとしてくれた。
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