第25話

翌朝。向かい合わせで食事をしていたが、口数が少ない。

「リュシー? まだ機嫌悪いの?」

「うるさい」

 言ってから、息を呑み、

「……ごめん」

 落ち込んだ声で言う。


「……調子悪いね」

「あいつが来るといつもこうだ。散々人を引っ掻き回して……」

 舌打ちし、早々に食事を終える。


 何やら、思案げな顔をしていた。



◆◇◆◇◆

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る