第24話

「あ、おはよ。ティーン」

 翌朝、一応仮眠室から出て来たガーネットは、朝食を食べ終えたところのティーンを見つけ、声をかけた。


 彼に近づきつつ、言葉を続ける。

「どう? あれからスペサ……」

 が、ティーンの姿が詳細に見える所まで近づいて、絶句した。


「どうした?」

「あ、何でもない何でもない」

 顔が引きつりそうになるのを必死で抑えつつ、ガーネットは取り繕う。


「それより、スペサルタイト、見つからない?」

「まだ反応はないな」

「……そう。これから寝るの?」

「ああ。何かあったら起こしてくれ」

「分かったわ。お休み」


 ――……ど、

 去って行くティーンの後ろ姿を見送りつつ、ガーネットは胸中で悲鳴を上げていた。


 ――どこで手に入れたのよ!? あんなモンーー!!



◆◇◆◇◆

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