第67話

イブの夜―――



俺は結局、そんな隣の賑やかな様子を2階の自分の部屋から見下ろしながら過ごした




陽南の部屋の明かりが灯ったのは、日付が変わる頃


すでにベッドに潜り込んでいた俺は、そんな陽南の部屋を暗闇の中、眺めていた



カーテン越しに陽南の影が揺れているのがわかる



このまま、窓を開けてベランダを越えて、行けたなら―――


そう思っていたとき、ベッドの端に置いていた携帯が鳴った

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