第285話

それをあたしの前に置いて、サンドイッチやサラダもテキパキと他のお皿に盛り付けていく。


そうして、どこから持ってきたのか、100円だろうライターを取り出したコウキは、ろうそくに火を灯して、テーブルの上にあったリモコンで部屋の照明を消した。


部屋の中が小さなろうそくの光だけになる。


そこに浮かび上がるコウキの横顔。


思わず見惚れてしまう。

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