第156話
「だ、だから…――も、もう十分でしょ?」
十分…?………どういう意味なんだろう。
あまりにもわからないことだらけで、自然と眉間には皺ができ、首を傾げてしまう。
そんなナナミの言葉に、コウキは応える様子もなく、ただ無言でナナミを見据えていた。
ただじっと。
あたしには入り込めない、二人の間にある確かな“なにか”
不安だけが拡がっていく。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます