第155話
「あ………あたしは…ただ…コウキが…心配で…」
心配?
どうして。
「余計なお世話だな」
フンッと鼻で笑うコウキ。
「…だ、だって…マナは、マナはッ」
あたし?
ナナミの潤んだ瞳の奥に見え隠れする鋭い視線が突き刺さる。
「マナはタクミと付き合ってたッ」
なにを今さら。
そんなこと、コウキは最初から知ってるし。
「だから?」
コウキもさらに冷たく言い返す。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます