第114話
「…おぅ…じゃあ明日の朝。あ…―――」
「ん?」
駅に向かいかけた足を止めたコウキ。
「お前さ…朝はいつも何時の電車に乗ってるんだ?」
「へ?朝?」
「明日から一緒に行くんだからさ」
「えっ?あれ本気だったの?」
目を見開いて大袈裟なくらいに驚いたあたしを見て
「はあ?あったり前だろ!」
コウキが不機嫌気味に眉を寄せた。
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