第35話

「どういうこと?二人って付き合ってるの?」


またもや好奇心でいっぱいのクラスメートに一気に囲まれるあたしたち。



1日に二度もこの状態に陥ったあたしは、もうすでに疲れきっていて、1分でも早く帰りたかった。


なのに、


「そ!今日から付き合ってる」


コウキの嬉々とした声が頭上から聞こえてくる。



「…はぁ」


本日何度目かわからない溜め息を吐いて、コウキとの付き合いを後悔し始めているあたしがいた。

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