Love the Light 12

タイミング悪かったのかなぁ。

「さっきからため息が多いわ、はるか。」

放課後、真美は私のいる教室で過ごしていた。

真美の彼氏は1つ年下でクラス委員をしていてその委員会が終わるのを待っていた。

「なんであの時に看護師になりたい、とか言ったのかなぁ。」

「で、滝川君の反応はどうだったの？」

「そうなんだね、て。」

「それで終わり？」

「うん。」

「まぁ、滝川君らしい反応よね。自分にもそんなに興味ないから尚更他人のことなんてどうでも良いよね。」

私が看護師になりたいと思っているのは本当。

滝川君に言ったら喜んでくれるかな、てちょっと期待しすぎてた。

「看護師になって滝川君の病院で働きたいの？」

「そこまでは思ってないよ。」

「うん、やめておいた方がいい。色んな意味で。」

真美はそう言ってパックのジュースを飲み干した。

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