Love the Light 11

第66話

あの時、僕は正気だったのか?


教室に戻ると賑やかな教室が一瞬で静まり返る。だからちょうど入口で止まってしまった。

え?僕のせい?それとも偶然?

「ほら、滝川君早く席について?」

後ろから5限目にある授業の教員に言われる。


明らかにクラスメイトは僕を見ている。

好奇心とか殺意的な……とにかくごちゃまぜの恐怖さえ感じる。


今度は僕は何でこのクラスメイト達を満足させなくちゃいけない?

何も思い当たるコトがないんだけど。

僕は着席すると左隣から異様な殺意を感じる。


花村さんは前を見ていたけど……それでも睨まれているような錯覚さえ感じた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る