「ごめんなさーい、私が悪かったから許してー！って抱きついたら許してくれるんじゃない？」

「そ、そんなことできないよ！」

「え、できるでしょ2人は付き合ってるんだから。私は彼氏とケンカしたら大体この可愛い作戦で許されるけど？」

私は大きく首を振る。

滝川君にそんな抱きつくとか大胆なことはできない。

「そんなことしたら彼に余計引かれちゃうよ！」

そう言うと真美は不思議な表情をした。

「……ねぇ、2人は付き合ってるんだよね？」

「う、うん。」

「あと数ヶ月で1年がくるよね？」

私は頷く。

「最後まで……、」

そう真美が言うと私の顔が自分でも赤くなるのが分かった。

「……滝川君に見られるのはヤダ。」

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