第19話
「あ……、物理が壊滅的。」
「そんなはっきり口にしないで。余計落ち込むから。」
「ごめんなさい。」
そう言うと月島さんはクスって少し笑った。
「そういうこと。だから私に変な事言わないでね。」
教室のドアの閉まる音がする。
1人残された教室で僕はひとつ深呼吸をした。
そして思い出す、触れた髪の感触……と、
唇。
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