第5話
滝川君は問題を解き終わると私にノートを返してきた。
「月島さん理系苦手なのにどうしてこのクラス選んだの?」
私はノートを見ながら滝川君てこんなきれいな字を書く人なんだと認識する。
コドモみたいな字を書く私とはちがう。
「うん……、私も今更理系選ぶんじゃなかったって思うもん。」
私がそう言うと滝川君は聞いてはいけないことを聞いた、と思ったらしく何も言わずに前を向いた。
でも今更物理から生物にも変更出来ないし文系にもいけない。
結構私は高2で色々崖っぷちだった。
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