第4話
「……月島さん、課題終わってないの?」
滝川君はそう言いながら私のノートを覗く。
「え、全然答えが違うんだけど……」
滝川君が少し困惑した表情をする。
その声に真美は吹き出す。
「あ、だよね……」
私は俯いてシャーペンを置いた。
滝川君に物理できないのバレた。
「滝川君、はるかは物理が苦手なの。」
「ああ、そうなの……でも苦手のレベルが……」
滝川君はそう言いながら私のノートを取ると、
「よくこの公式に無理やり当てはめることができるね……」
半ば呆れたようにそう言って全部解き直していった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます