第67話

表示には“翔”という文字


「何だよ…翔か、」


一瞬、今日の彼女からかとも思った


そんなことを思いながら翔からのメールを開く


≪陽南ちゃんにメールしてみたか? 翔≫


陽南…?―――…あーそんな名前だったな


翔のヤツ、もう名前で呼んでるんだな


翔のアドレスには俺と違ってたくさんの女の子の名前がある


モテる、というよりは、誰とでも気さくに話せる、そんなヤツ


男も女も関係なく、友達が多い


今日みたいに、簡単にアドレスも聞ける

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る