第29話
怪訝な顔で俺を見る椎名
「…芹沢って…彼女とかいるの?」
『は!?――彼女?』
眉間に皺を寄せ、ますます険しい顔になる
「…ああ…どうなんだ?」
もうこうなりゃヤケクソ
陽南に頼まれたらイヤって言えない俺
英語の課題を人質に取りやがって
あ…人じゃないから…物質!?ぶっしつじゃねー、ものじちだな
いや、そんなのどっちだっていいんだった
そんな事より、早く教えろよ… そんな何か変なモノでも見るかのような顔してないでさ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます