第14話

わざと朝弱いふりして、陽南に起こしてもらう


陽南も日課のようになっているのか、文句を言いながらも起こしに来てくれる


だからいつも寝たふりをして陽南を待つ


そして、俺の支度を待ってから一緒に家を出る


それが毎朝の俺達の日常


陽南に好きな人ができようが、彼氏ができようが関係ない


できるなら、一生そうして起こしてほしいぐらいだけど…



「夏輝ー早くー」


「はいはい」

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