第78話

「ねぇ、一緒に来ている女の人の部屋は隣?」



「え、・・・」




そう言ってはなは俯く



「えと、その・・・」




「なに、まだ黙ってる事があるの・・・」



すると


この部屋のドアを誰かがノックした



「・・?誰かにはなの部屋教えてたの?」




俺の立ち位置の距離がはなより入口に近かったから

俺は近づいてドアを開ける



「はなチャン!どこか具合でも悪い・・・っ!!」




そいつは入るなり俺にぶつかってほとんど密着状態



たぶん、はなを抱きしめるつもりだったと思う




「・・なにしてんの、あんた。」



「た、滝川っ・・!!」



塚野亨也は俺から離れた拍子にドアで頭をぶつけた

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