第72話

「・・ゴメン、言い過ぎた。だけどはっきりしないのは相手にも失礼だし、」




はなは頷いて小さな声で言った



「・・滝川君のせいにしたいわけじゃないから、アタシが悪いの分かってる。」


俺ははなの腕を掴もうとする



だけど



「アタシ・・まだ準備終わってないから、先に休んで?おやすみなさい。」



はなは部屋のドアを閉めた



その時は知らなかった


塚野の告白がプロポーズだってことも



はなが俺を守ろうとしていたことも



1番大事にしている俺から傷つけられたことも

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