滝川君とすると

苦く優しくキツイと感じた

シーツの擦れるのが響いて

まるで耳鳴りみたいで

アタマが朦朧としてくる

「んっ・・・」

滝川君の唇がアタシの唇に触れてなぞる

アタシも彼の唇を追った

なんだか

今までのセックスじゃない気がするのは

アタシだけ？

滝川君の息遣いとか熱い体温とか匂いとかアタシの五感に刺激をずっと与えていて

アタシのカラダをなぞってゆく手に

眩暈がしそうで

自分から求めてしまう

もっと重なりたいって

「もっと・・・、欲しいよ」

その夜、アタシは滝川君に

何度もせがんだ

・・・気がする

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