第36話

「はなは俺以外の誰かを考えてるね、」




「!?」




アタシの甘く痺れたカラダは滝川君の言葉で現実に引き戻される




「あの塚野って人ははなを好きだね。」




「あ、・・・」



滝川君は知っていた




「アタシは滝川君・・だけしか、」



いらないの




滝川君は薄く微笑む




「・・分かってる。はなを信じてるから、」




アタシは頷く



「だけど、俺だって嫉妬とかは人並みにするんだよ、いくら感情表現薄くても。」



「あっ・・んっ、」



滝川君はアタシの耳元に触れ、



もっとアタシの深い所まで腰を落とす



「あっ・・ダメっ・・!」



「なんで、こんなに濡れて吸い付くくせに、」




滝川君はアタシが逃げられないように腕を拘束する




「!?滝川っ・・、」




「俺のせいで濡れてるの?それとも・・・」




その言葉でアタシの下腹部は余計に痺れる



「ひ、ひどいっ・・・」



収縮みたいな痙攣みたいな


アタシは必死で滝川君にしがみついて



この変な感覚に飲み込まれた

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