第35話

「今日のはな・・なんか、」



「おかしい?・・はぁっ・・」



アタシだってわかってる


いつもの自分じゃない事くらい



滝川君が触れるアタシのカラダのどの場所も



スパイスみたいにピリピリ感じる



それは辛く甘く・・・



「・・早く意識飛ばしたいの?」




滝川君の動きが止まる




「っ・・・え?、」




彼はアタシを見下ろして


アタシの瞳の奥を見ているみたいに視線を合わせる




「何かを紛らわせてるみたいだね、」




「・・・・」



やっぱり見透かされてる



滝川君には




「ごめんなさい・・・」




「・・責めてるわけじゃないよ、ただ・・」



また滝川君がアタシのカラダを揺らしてくるから




「んっ・・・」



アタシは狂いそうになる


どこもかしこも



甘くこそばゆい

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