SPICE!? 2
第11話
「滝川君、アタシって何色っぽい?」
バスルームから出てくるとはなが聞いてくる
「何色?あ、ウェディングドレス?」
「ううん、そうじゃなくてアタシ自身。滝川君は医師だからどうしても白のイメージがあるんだけど、瞬間的にモスグリーンとかバイオレットに感じる時があるの。」
・・・俺がバイオレットな時ってアノ時しかないだろ・・・
「はなは色というか。無色・透明な感じだよ。」
俺がそう言うと彼女はビックリした表情をする
「・・なに、嫌だった?」
「そうじゃなくて、同じ事を2回も言われたから驚いたの。」
・・・誰が
誰が気付いた?
「はな、それ誰に言われた?」
「え?ああ、新しく配属された塚野さんにね。透明感があるねって言われたからまさか滝川君もそう思ってるなんてね。」
・・すぐに分かった
その男ははなに惹かれている、と
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます