第4話

「今日は澄田さんのおかげでよく理解出来たから、明日からスムーズに出来ると思う。」



塚野さんは上着を着ながらアタシにお礼を言ってくれた



微かにトワレっぽい香りがして


その香りが塚野さんに似合っているなと思った



滝川君は・・職業柄香水とかは使わない



でももし滝川君が香水をつけたら


どんな香りが似合うのかな


「はなチャン、」



え?



「って呼んでもいい?」




「え?あ、はい。」



アタシはちょっとビックリして返事をしてしまった



「ありがと、はなチャン。じゃあまた明日。」




塚野さんはそう言ってオフィスを出た



なんだアタシ、



名前いきなり呼ばれて



ドキってしてしまった

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