第3話
「澄田さん、このデータ処理の仕方教えて?」
「あ、はい。これはこのソフト管理Ⅰを開いて・・・」
アタシはほとんど塚野さんについて指導していた
席が隣同士だから
ただそれだけなんだけど
「澄田さん教えるの上手いね。」
「あ、そうですか?良かったです。」
ちょっと周りの女性スタッフの嫉妬の目が痛いけど
仕方ない
「おいおい澄田~、早々狙ってるんじゃないの?塚野の事。」
前のデスクにいる藤代先輩がニヤニヤしながらアタシと塚野さんを見る
「塚野は俺の大事な大学の後輩なんだからな?彼女もいるから狙っても無駄!」
「はあ?誰が狙ってるんですか!?」
なんでアタシが塚野さんを狙うっての!
アタシにはこの人より
ずっとカッコイイ滝川君がいるんだからね!
と、声にしたかったけど
我慢した
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます