卵焼き

第3話

でも、ポテトさんは朝ごはんを作ってくれた。優しい。意外……。


卵焼きと納豆とお味噌汁。美味しい…そう思い、素直に答えると、ポテトさんは照れた感じで「親に習ったんだ」と答えた。ヤダ、なんか可愛い。薫は家事ができなく、お皿洗いの時、お皿を割る癖があるのだ。家事できる男の人っていいなぁ。そう、口にすると、「一緒に住む?」と返ってきた。へ?「僕も君のこと気に入ったし」え、でも…と、うじうじしてると、壁ドンされた。「どう?」「はい…」「交渉成立!」ポテトさんは嬉しそうだった。

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