ヤな奴！

ポテトさんは、あらましを教えてくれた。それは薫が真っ赤になるぐらい。

｢僕の耳に息吹きかけてたよ｣とか。嫌な奴！そんなこと言わなくてもいいじゃん。

「ほら、こうやって」とポテトさんは薫の耳に息を吹きかけた。そして、こうも言った。

「酔ったら大胆なんだね」と。

薫は、それが気持ちよくて、つい、んんって喘ぐと｢なに？それ誘ってるの？かわいいね」と言われる始末。

「ち、違う｣と言いかけたが、ポテトさんのキスでなしになった。吸い込まれるようなキスだった。そしてベッドにいつの間にか入り込んでいた。

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