｢俺早くあの人たちんとこ行かないとだから、教えてくれる｣

もうここにいるこいつら全員、暫くは歩けることもできないと思うけど

でも、喋れるようにだけはしてやってんだから

役に立ってくんないかな。

｢あんた達、誰の使いでやってんの｣

不自然すぎるこの偶然。

見え透いたその裏の真相を、黙って逃すほど俺は優しくない。

NiGHTSの情報屋が黙ってるわけないだろ。

｢応えろよ。死にたくないだろ｣

耳障りなほど鳴り狂ったあの警報機は、いつの間にか消え去っていた。

ーfin

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