第49話

車を走らせて2時間ほど。


景色があっという間に、いつもの街とガラリと変わった。



広がる海と、その海沿いに並ぶ旅館やホテル

少しだけ海から離れた先に温泉街が並ぶ



どこも歩ける徒歩圏内にある為、この時期もあり、どこも観光客が多い。




そここら温泉街の少し外れた場所には、他の旅館やホテルより随分格式の高い旅館が見えてきた。



その前に車は止まった。



「到着〜!」


陽向のその元気いっぱいな声が合図になり、各々車から降りる。


来る途中休憩は挟んだものの、滅多に長時間車に乗ることもないから身体が痛い。


「りなちゃん、タケルやユータ達も来てるんだよ」


゛もう着いたって連絡きてたから部屋にいるんじゃないかな〜゛

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