第8話
ーー……
ーー……
って、経緯もあり、波玖と一緒にコンビニへ向かっているという今に至る。
波玖は、夏用の半袖のワイシャツをパタパタと扇ぎながら私に引っ張られるようにして半歩後ろを歩いている。
辿り着いた所は溜まり場から1番近いコンビニ。
「いらっしゃいませー」
どこもかしこも覇気を失った声だ。
それぐらい今年の夏は暑い。
私は他の棚の商品には目を向けずにアイスの並ぶ冷凍コーナーへ向かった。
「ん…」
「どれにすんの。早くして」
冷凍コーナーに背を預けながら携帯に集中する奴はどうやら暇らしい。
そんな奴の為にも早く選んでやろうと、悩みに悩み、商品を選ぶ。
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