第55話

藍と椿と一緒にこのデカい倉庫の中に入れば、その中は想像してたよりも広い空間だった。



昼間のこの時間に、そして、この空間に見えるだけで、ざっと数えて数十人以上はいる。


バイクを弄ってる奴もいれば、集まって談笑している奴らもいる。


とにかく、この広い空間で思いのままに自由に過ごしている。



そんな面子達が、チームのNO.1とNO.2の存在を確認すれば、


「藍さん!椿さん!!」


「こんにちは!」

「ちわっす!!」

「お疲れ様です!!!!」


溢れかえるばかりの挨拶が飛び交う。


その表情や声、眼差しは憧れという気持ちでいっぱいに見える。



そんな面子達に律儀に「あぁ」と返していく藍と椿。

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