第51話

裏門の前に待ち構えているのは、1台の車。


黒塗りの見るからに高そうな車。

まさか、シロか愁が乗ってきてる?

もしそうならばこの状況は非常にめんどくさい。


少しの不安を抱いたが、


「乗れ」


どうやらこの高級車は五十嵐藍の所有する車だったらしい。



五十嵐藍、あんた何者なんだ。


もちろん、こんな怪しさしかない所に乗るわけが無い。

ここで一発殴って逃げる想像するが、それは明日から学校に来れなくなる未来が分かりきっていた為断念。


となると…



「おせぇ」


私には拒否権がない。




五十嵐藍の手によって、私は強制的に車に乗り込まれる。




私を挟むようにしてキングとNO.2が座る。



そして、

それを確認したと同時にゆっくりと車は動き出した。

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