第7話

窓の外に見えるのは、それなりに綺麗な外観である校舎。

シロは、校門付近の路肩に車を停めたんだろう。



着いたか。


私は、後部座席にあるカバンを持ちシロを見る。







「大丈夫。私には関係ない」

そう言えば、シロはゆっくりと微笑む。

シロは、本当に綺麗に笑うのだ。





「行ってらっしゃい、りなさん。」

゛お気を付けて゛







そんな言葉に、小さく頷き私は車から降りた。

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