第15話
「ほれっ、みんなんとこ行こ」
「……」
それでもドアの側に突っ立ったまま、黙り込む俺を千里が覗き込んで
「…詩歌と……なんかあったんか?」
そう聞いてきた
なんか…?なんにも…アイツが勝手に言いたいこと言って、そんで、“バイバイ”
「……なんも」
別れる直前になって、自分が楽になりたいからって、自分勝手に告白してきた詩歌に
時間が経つにつれて腹が立ってきた
「なんもないわっ」
下に落ちていた鞄をグイッと乱暴に持ち上げて、他のメンバーが待つ席へと向かった
「おい!瞬!?」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます