第10話

一通り、みんなとの別れを済ませて、あとは新幹線が来るのを待つだけになったその時、



「…瞬?ちょっとええ?」


詩歌に袖を引っ張られて階段の側まで半ば強引に連れて来られた



「ちょっ、詩歌。もうすぐ時間…」



「すぐすむけぇ」



真剣な瞳で訴えられて、ダメだとは言えなかった




「なん?」


「うん…あのね…―――」


―――――…


―――――――――

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る