第90話
「キャンドルとか買うの凄く恥ずかしかったんだけど。」
拓実君はテーブルに準備してあるキャンドルに火を点していく。
「そうかな、拓実君が雑貨屋にいても何の抵抗もないけどね。」
そう言うと拓実君は薄く笑った。
「どういう意味それ、俺女っ気ないよ?」
拓実君を照らすキャンドルがゆらゆら揺れて、彼を妖艶に魅せる。
アタシは今までチカみたいに綺麗な男のコはいないと思っていたけれど、拓実君は別の意味で綺麗なヒトだと思った。
少し大人びた表情とか仕草がアタシの胸の奥を刺激する。
そんな事思っているなんて彼は知っているのだろうか。
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