第83話
ずっとずっとアタシにはチカだけだった。
いつかチカと……という願いを毎日考えていた。
そう思い込んでいただけかもしれない。
拓実君という存在がアタシの心を溶かして
少し目線を変えてみた。
すると、今まで見えなかったモノがアタシの前に現れて感じたことのない感情を呼び起こしてくれた。
拓実君のおかげだ。
「すごく、幸せだアタシ……。」
そう呟くと拓実君はクスクス笑いだす。
「この小悪魔。」
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