第75話

じゃあ、なぜ彼はこの部屋に泊まるの?



そんなのひとつに決まってる。


拓実君はアタシの身体を見て罪悪感を持ったんだ。


自分のせいだと言っていた……。



「……じゃあ、拓実君消すね?おやすみなさい。」



「うん、大丈夫だから。ゆっくり休んで。」



アタシは部屋の電気を消して隣のベッドにダイブした。



いつもと同じ夜。


チカじゃない男の人が隣にいると思うと、


落ち着くことなんて出来るはずもなかった。

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