第68話
「俺言ったよね、朝生は君を好きだって。良かったんじゃない?親友から彼女昇格……、」
「アタシが好きなのはチカじゃない。」
「ならどうして?俺はそこまで寛大にはなれない。俺の事好きっていう君を疑いたくなる。」
……もうダメだ。
チカが言った事が現実になる。
もう拓実君と関われない。
「……ごめんなさい、」
今頃チカに掴まれた腕に痛みが走る。
アタシは左腕を摩った。
「どうしたの、腕痛いの?」
拓実君はアタシの隣に座った。
「え、あ…なんでもない。」
「でもさっきから摩ってるよね。何かに当てたの?」
「大丈夫だからっ…」
アタシが焦ってそう言うと拓実君はアタシの腕を掴んだ。
その瞬間、痛みが走った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます