第13話

その日の夜、チカが二日連続でアタシのマンションに来た。



昨日と違ったのは終電までまだ時間がある時間帯だった。



「ちょっと、また泊まりに来たの?」



「うん、まあね。」



まあね、じゃないから!


チカは許可もしていないのに部屋に入って来る。

そしていつも通り部屋を見渡す。


すると、ある場所を何度か見る。



「な、なに?」



「今日、誰か来たの?」



チカの声がなんだかいつもより低く響いた気がした。

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