第82話

女の子の積極さは国境を越えるのかもしれない。



たまに凄く人恋しくなって、俺を好きな同僚の女医と何回かは関係を持った。



好きになれると思った、



だけど、望みもしない誘惑の多さに彼女は堪えられなくなり俺から離れた。



心もカラダも渇いてきた



俺は研修を終えると、日本の大学の医局に入る。



彼女は元気なんだろうか



もしかして結婚とかしてるかもしれない。



直史との連絡なんて既に途切れていて、俺は携帯番号も何回か換えたせいもあり彼女の消息さえ分からない状態に陥っていた。




俺の初恋は



叶わないまま過ぎてゆくものだと諦めかけた



あの日までは

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