第33話
なんてタイミングがイイのか悪いのか・・・。
用事を済ませると総務課の中には滝川君はいなかった。
ホッと胸を撫で下ろして総務課のドアを閉めた。
「早退できる?」
・・・そこには腕を組んで窓にもたれている滝川君がいた。
アタシの心拍は跳ね上がる。
「え?そっ早退はきっと無理・・・」
そんないきなり早退なんて出来るわけない!
てか関わりたくない
だって・・・
「だろうな、ちょっとこっち入って。」
そう言って医務室に入るよう促される。
なっ何をやらされるんだ!?アタシ!
滝川君が帰り支度をし始める。
「勝手に出て行かないように。」
そう言って何かを書きはじめる。
なんか、アタシ見張られてる?
滝川君はそれを書き終えるとアタシと視線を合わせた。
「どこから俺達がズレてんのか話をする必要があると思う。」
・・・は?
ズレですか・・・?
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